3D映画などで使われる「立体視」、その歴史とその新たな表現を多角的に検証

3D映画などで使われている視覚原理「立体視」をテーマとする『映像をめぐる冒険vol.3 3Dヴィジョンズ ―新たな表現を求めて―』が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で12月21日から開催される。

『映像をめぐる冒険』は、「イマジネーションの表現」「アニメーション」「立体視」「拡大と縮小」「記録としての映像」という5つのテーマから毎年ひとつをとりあげ、収蔵作品を中心に、多彩な特別展示とあわせて映像の在り方を再考していくシリーズ企画。3回目となる今回は、メディアテクノロジーや立体視を利用した新たな表現を紹介する。

同展は3部構成となっており、19世紀中ごろから20世紀初頭までの立体写真や、立体視装置の変遷を紹介する。加えて、CG など現代のテクノロジーと初期立体視の仕組みを組み合わせた津島岳央の『ref LE ction × ref RA ction』や五島一浩の新作を展示するほか、新たな表現として現代のメディアテクノロジーと立体視を使った藤幡正樹の『Field-works』シリーズなど100点が登場。今後、立体視を使ってどのような表現が可能になるのかを多角的に検証していく。

『映像をめぐる冒険vol.3 3Dヴィジョンズ ―新たな表現を求めて―』

2010年12月21日(火)~2011年2月13日(日)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館
時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌火曜日)、2010年12月28日~2011年1月1日および2011年1月4日(2011年1月2日・3日(11:00~18:00)は臨時開館)
料金:一般500円 学生400円 中高生・65歳以上250円(12月24日17:30~20:00に限り写真美術館のすべての展覧会が無料公開)

関連イベント

『スペシャル・ライブ Visual & Sound Programming for 3D』

2010年12月23日(木・祝)19:00~
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館2階ラウンジ
出演:
比嘉了(アーティスト・プログラマー)
鈴木英倫子(造形作家・音楽家)
谷口暁彦(アーティスト)

『アーティスト・トーク(作家による作品解説)』

会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館地下1階展示室
2011年1月6日(木)18:30~
出演:五島一浩
2011年1月20日(木)18:30~
出演:津島岳央
ゲスト:原田大三郎(多摩美術大学教授)
2011年1月28日(金)18:30~
出演:藤幡正樹

『担当学芸員によるフロアレクチャー』

2010年12月24日(金)16:00~
2011年1月14日(金)16:00~
2011年1月28日(金)16:00~
2011年2月11日(金・祝)16:00~

(画像上から:津島岳央『Allegory of Media Art』2006年、五島一浩《STEREO SHADOW》2008年、藤幡正樹《故郷とは?ジュネーヴにて/ Landing Home in Geneva》2005年、ネグレッティ&ザンブラ社『クリスタル・パレス』1851-1852 年頃)

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