直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を映画化したヒューマンサスペンス映画『八日目の蟬』が、4月29日から全国公開される。
同作は、角田光代による初の長編サスペンス作品。不倫相手と正妻の間に生まれたばかりの子供・恵理菜を誘拐した希和子は、血の繋がらない彼女に愛情を注ぎながら育てるが、4年の逃亡の末に逮捕される。恵理菜は実の両親の元に戻るがそこに彼女の居場所はなく、心を閉ざしてしまう。やがて大学生に成長した恵理菜は、家庭を持つ男の子供を妊娠してしまい、皮肉にも育ての母と同じ運命をたどる。そして、過去と向き合うためにかつて母と慕った希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜は衝撃の真実だった。
監督は『ミッドナイト イーグル』や『孤高のメス』の成島出。主役の恵理菜役には、『花より男子ファイナル』などで人気・実力共に高まる井上真央。希和子役には『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で映画賞助演女優賞を総なめにした永作博美が扮する。また、恵理菜の幼なじみを小池栄子、我が子との4年間を奪われた実の母親役を森口瑤子が演じ、劇団ひとり、風吹ジュン、田中哲司、市川実和子、平田満、田中泯、余貴美子ら実力派俳優が脇を固める。
『八日目の蟬』
2011年4月29日(金・祝)より全国ロードショー
監督:成島出
原作:角田光代『八日目の蟬』(中央公論新社刊)
脚本:奥寺佐渡子
出演:
井上真央
永作博美
小池栄子
森口瑤子
田中哲司
市川実和子
平田満
劇団ひとり
余貴美子
田中泯
風吹ジュン
配給:松竹
(画像:©2011「八日目の蟬」製作委員会)