写真家・中平卓馬による2004年から6年間の作品が会する個展『中平卓馬写真展 Documentary』が、1月8日より東京・清澄白河のShugoArtsで開催される。
中平は、1938年東京生まれの写真家・写真評論家。これまでに国内外の様々なグループ展に参加し、現在も横浜を中心に精力的な活動を行っている。また、1973年の評論集『なぜ、植物図鑑か』の中でそれまでの自らの詩的表現を否定し、その後は主観を排除した、あるがままを捉える写真へと方向転換している。
同展では、イメージを全く持たない白紙の状態から、その物を凝視することで見えてくる真の姿に迫る作品20数点を展示。いずれも2004年から2010年までの間に撮影されており、毎日の撮影の集積に賭けてあるがままに世界を捉えようとする、中平のその行為からかすかな希望を感じ取ることができるだろう。
また、同時開催として東京・銀座のBLD GALLERYでも個展『中平卓馬写真展 Documentary』が1月8日よりスタートする。
『中平卓馬写真展 Documentary』
2011年1月8日(土)~2月5日(土)
会場:東京都 江東区 ShugoArts 5階
時間:12:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料
『中平卓馬写真展 Documentary』
2011年1月8日(土)~2月13日(日)
会場:東京都 銀座 BLD GALLERY
時間:11:00~19:00
休廊日:会期中無休
中平卓馬写真集
『Documentary』
2011年1月8日発売予定
価格:3,990円(税込)
発行:Akio Nagasawa Publishing
(画像:中平卓馬 Takauma NAKAHIRA Documentary 2005 type C print 90x60cm copyright: Takuma NAKAHIRA courtesy: ShugoArts)