紛争の傷跡残る街と、現代女性の幸せを描く『サラエボ、希望の街角』

現代に生きる女性ルナを通じて、紛争の傷跡が残るサラエボへの愛を描く映画『サラエボ、希望の街角』が、2月19日より東京・神田の岩波ホールほか全国で公開される。

舞台は、ボスニア紛争から15年経った首都サラエボ。両親を殺された戦争の記憶を拭いきれないルナと、同じく戦争で弟を亡くした恋人のアマルは、互いに寄り添いながら生活をしていた。ある日、アマルはアルコール依存症で停職処分を受け、厳格なイスラム教である戦友との再会をきっかけに宗教に傾倒していく。ルナは信仰に急速にのめりこんでゆくアマルとの間に深い溝を感じながら、自らに2人が望んだ待望の子供が生を宿していることを知り、ひとつの大きな決断を下す。

同作の監督は、『サラエボの花』で、『2006年ベルリン国際映画祭』の金熊賞に輝いたヤスミラ・ジュバニッチ。ルナ役には、『What is a Man Without a Moustach?』でサラエボ映画祭にて主演女優賞を受賞したズリンカ・ツヴィテシッチが務め、アマル役を同作の共同プロデューサーであり、クロアチアでは高く評価されている俳優、レオン・ルチェフが演じている。

『サラエボ、希望の街角』

2011年2月19日(土)より岩波ホールほか全国ロードショー
監督・脚本:ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:
ズリンカ・ツヴィテシッチ
レオン・ルチェフ
ミリャナ・カラノヴィッチ
エルミン・ブラヴォ
ほか
配給:アルバトロス・フィルム

(画像:© 2009 Deblokada / coop99 / Pola Pandora / Produkcija Živa / ZDF-Das kleine Fernsehspiel / ARTE)

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