東京・清澄白河と京都にスペースを持つタカ・イシイギャラリーが、東京・六本木に新たなスペース「タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム」を開廊。オープニング展として、2月18日から荒木経惟個展『愛の劇場』を開催する。
同展では、荒木自身が「電通時代はアタシの修業時代」と語る、電通勤務時代の1965年前後に撮影した未発表キャビネ判作品約100点を展示。1972年に同社を退社するまでの9年にわたり、会社の枠組みにとらわれることなく挑んだ様々な実験的撮影活動が作品から垣間見られる。また、荒木が今日に至るまで写真に対して貫いてきた「被写体との(極めて濃密な)関係性」という信念が、この時代から確立されていたことも作品から感じとることが出来るだろう。
なお、作品集『愛の劇場』も1,000部限定で2月18日に刊行される。同書にはモノクローム作品119点が収められる予定だ。
タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム オープニング展
荒木経惟『愛の劇場』
2011年2月18日(金)~3月26日(土)
会場:東京都 六本木 タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
時間:12:00~19:00
休館日:日、月曜、祝祭日
料金:無料
荒木経惟作品集
『愛の劇場』
2011年2月18日発売予定
著者:荒木経惟
価格:未定
発行:タカ・イシイギャラリー
(画像上から:「愛の劇場」1965年頃 B & W プリント print size: 16.4 x 12.1 cm Courtesy of Taka Ishii Gallery、「愛の劇場」1965年頃 B & W プリント print size: 12.1 x 16.4 cm Courtesy of Taka Ishii Gallery、「愛の劇場」1965年頃 B & W プリント print size: 12.1 x 16.4 cm Courtesy of Taka Ishii Gallery)