展示空間がまるごと作品区間に、大西康明の大型立体作品が広がる『体積の裏側』

日常的な素材を用いながら、目に見えない現象や気配をとらえて造形化させる若手アーティスト、大西康明による展覧会『体積の裏側』が、2月15日から愛知・名古屋の愛知県美術館で開催される。

大西は、2007年度の『新進アーティストの発見 in あいち』美術部門に入選し、国内外で高い注目を集めているアーティスト。『体積の裏側』は、大西にとって国内主要都市の公立美術館で行われる初めての個展となる。

同展の開催に向けて大西は、1月末から約3週間にわたり名古屋市内に滞在して作品制作に臨んでおり、無数の接着剤を垂らしてビニールシートを吊り下げた大型立体作品『体積の裏側』を制作している。展示室をまるごと作品空間へと変容させる同作は、展覧会終了後に解体されてしまうため、再び同じ作品に出会うことは難しいだろう。

なお、作品の制作過程は、会場のオフィシャルブログを通じて随時発信され、作品が生まれていく様子をチェックすることができる。

愛知県美術館 テーマ展
大西康明『体積の裏側』

2011年2月15日(火)~4月17日(日)
会場:愛知県 名古屋 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(3月21日(月・祝)は開館、翌22日(火)が休館)
料金:
一般500円 団体400円
高校・大学生300円 団体240円
中学生以下無料 
※団体は20名以上
※身体等に障害のある方および付き添いの方には割引制度あり

『大西康明 ギャラリートーク』

2011年2月27日(日)14:00~15:30
会場:愛知県 名古屋 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)展示室6
料金:無料

(画像上:大西康明《体積の裏側》(部分) 2010年 グルー、ポリエチレンシート、その他、画像中:大西康明《untitled》2009年 ポリエチレンシート、FAN、その他、画像下:大西康明《restriction sight AAC》 2007年 ポリエチレンシート、紙、蛍光塗料、FAN、ブラックライト、その他)

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