鬼束ちひろがシングル、アルバム、そして初の著書となるエッセイを連続でリリースする。
鬼束は、今回のリリースよりフォーライフミュージックエンタテイメントに移籍。満を持しての新作として、4月6日に通算18枚目のシングル『青い鳥』、続く4月20日に6枚目のオリジナルアルバム『剣と楓』をリリースする。両作品とも日本とロサンゼルスでレコーディングが敢行され、まさに原点回帰というような、妖しくも美しい鬼束ならではの世界観が詰まった作品に仕上がっている。
また、昨年秋には暴行事件に巻き込まれ世間を騒がせた鬼束だが、現在発売中の雑誌『パピルス』には、この事件の被害者となった顛末から、左腕に入れたタトゥー、10年以上苦しめられている不眠症に至るまで、ありのままに語ったロングインタビューが掲載中。この内容をさらに突き詰め、愛する家族や全存在を懸けた歌、そして通り過ぎた恋など、「鬼束ちひろ」として重ねてきた30年の記憶を綴った自伝的エッセイ『月の破片』が、アルバムと同発売日の4月20日に刊行される。
昨年の事件や独特のキャラクターから、センセーショナルな対象として認知されがちだった彼女が、これまであまり公には見せてこなかった音楽と真摯に向きあ う姿を、今回の3作品から感じ取ることができるだろう。
『月の破片』
2011年4月20日発売
著者:鬼束ちひろ
価格:1,500円(税込・予定)
発行:幻冬舎