シェイクスピア遺作『テンペスト』が映画化、ヘレン・ミレンで男女転換の大胆演出

ウィリアム・シェイクスピア最後の作品を映画化した『テンペスト』が、6月よりTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。

物語の舞台は地中海。ナポリ王アロンゾーは、息子ファーディナンド、弟セバスチャン、ミラノ大公アントーニオらとともに、海上で突然の嵐に遭遇する。船は難破し、散り散りとなった彼らは、やがて地中海の孤島へと漂着。その島は、12年前に彼らの陰謀により大公の地位を追放された前ミラノ大公プロスペラが、1人娘のミランダとともに魔法を研究しながら暮らす島であり、彼らが遭遇した嵐もプロスペラが手なずけた妖精エアリアが引き起こしたものだった。

同作の監督を務めるのは、映画『アクロス・ザ・ユニバース』や、ミュージカル『ライオンキング』など幅広い分野で活躍するジュリー・テイモア。肉親の陰謀により国を追われるミラノ大公プロスペラを、アカデミー賞女優ヘレン・ミレンが迫力の演技で演じている。また、プロスペラ役が原作とは異なる女性に置き換えられた、大胆な演出にも注目だ。

『テンペスト』

2011年6月よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
原作:ウィリアム・シェイクスピア
監督・脚本:ジュリー・テイモア
出演:
ヘレン・ミレン
ラッセル・ブランド
リーヴ・カーニー
トム・コンティ
クリス・クーパー
アラン・カミング
ジャイモン・フンスー
フェリシティ・ジョーンズ
アルフレッド・モリナ
デヴィッド・ストラザーン
ベン・ウィショー
配給:東北新社

(画像:©2010 Touchstone Pictures image.net)

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