ギャロが血にまみれた逃走兵に、全編セリフなしの極限映画『エッセンシャル・キリング』

ヴィンセント・ギャロが米軍に追われるアラブ人兵士を演じるアート系アクション映画『エッセンシャル・キリング』が、今夏から東京・渋谷シアターイメージフォーラムで公開される。

主人公のアラブ人兵士・ムハンマドは、米軍の捕虜となり激しい拷問を受けるが、移送中の事故に乗じて逃亡を計る。民間人を殺し、車を奪うなどサバイバルを続けながら、雪に閉ざされどこまでも続く深い森をやみくもに逃げ続けるムハンマドだったが、やがて彼は森の中で1軒の家を見つける。

同作でギャロはひたすら逃げ回る極限状態の男を表情と肉体のみで表現し、83分にわたる全編をセリフなしで演じている。また、壮大な極地の風景を、空撮も交えながらダイナミックに映し出したアート性の高い映像表現も見どころだ。

監督は、2008年に17年ぶりの作品『アンナと過ごした4日間』で衝撃的な復活を遂げたポーランド人監督イエジー・スコリモフスキ。なお、『87回ヴェネチア国際映画祭』で審査員特別賞と最優秀男優賞の2部門を受賞している。

『エッセンシャル・キリング』

2011年夏より東京・渋谷シアターイメージフォーラムで公開予定
監督:イエジー・スコリモフスキ
脚本:イエジー・スコリモフスキ、エヴァ・ピャスコフスカ
出演:
ヴィンセント・ギャロ
エマニュエル・セニエ
ザック・コーエン
イフタック・オフィア
ニコライ・クレヴェ・ブロック
スティング・フロデ・ヘンリクセン
デイヴィッド・プライス
トレイシー・スペンサー・シップ
クラウディア・カーカ
ダリユシュ・ユジュン
配給:紀伊國屋書店、マーメイドフィルム

  • HOME
  • Movie,Drama
  • ギャロが血にまみれた逃走兵に、全編セリフなしの極限映画『エッセンシャル・キリング』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて