古谷実の漫画作品『ヒミズ』の実写映画化が発表された。
2001年から『週刊ヤングマガジン』で連載された『ヒミズ』は、『行け!稲中卓球部』などギャグ要素の強い作風で知られていた古谷が、シリアスなストーリーに挑んだことでも話題を集めた作品。「普通」に憧れる中学3年生の少年・住田が、ある事件をきっかけに変化していく姿と共に、人間がもつ暗い内面を生々しく描かれている。
監督は、『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などで話題を集める日本映画界の異端児・園子温。映画化について園は「原作は大好きで何回も読み返していました。実写で映画化する事は、大変な名誉であり、冒険だと思っています。この先の見えない不安な世界に住む若い主人公と一緒に、素晴らしい青春映画を作りたいと思います」とコメントしている。
映画『ヒミズ』は2012年公開予定。キャストの発表など、続報も楽しみに待とう。
『ヒミズ』
2012年公開予定
監督:園子温
原作:古谷実『ヒミズ』(講談社)
配給:ギャガ