奈良美智、まど・みちおら7作家が古寺で現代アートグループ展『明日はわからへん。』

7人の現代アート作家が禅寺で展示を行うグループ展『明日はわからへん。』が、京都・建仁寺塔頭禅居庵で5月1日から5月8日まで開催される。

同展は、東京・馬喰町のフォイルギャラリーに縁のあるアーティスト達が、鎌倉時代に建立された京都最古の禅寺・建仁寺の禅居庵で、絵画、写真、陶芸、インスタレーションなどの展示を行うというもの。参加する作家は、エドツワキ、大橋愛、梶井照陰、カンバラクニエ、栗田宏一、奈良美智、まど・みちおの7人。

禅居庵副住職・上松正宗は同展の開催について、東日本大震災による被害などさまざまな影響と、禅居庵が700年の歴史の中でくぐり抜けてきた困難を重ね合わせた上で「今この時代に、変わるとはどういうことなのか、変わらないものは何なのか。寺という場所で作品に対峙することで、自身の心の声にしずかに耳を澄ます場を提供できれば幸いです」と語っている。

開催期間中には、参加作家や禅居庵の僧侶らによるトークイベントとワークショップも多数開催されるほか、写経や坐禅の時間を設けるなど、寺院ならではのイベントも予定されている。予約が必要なイベントもあるため、参加希望者は同展のオフィシャルウェブサイトを確認して欲しい。なお、同展の収益の一部は、あしなが育英会を通じて震災孤児の支援に使われるという。

禅居庵×FOIL 現代美術作家グループ展
『明日はわからへん。』

2011年5月1日(日)~5月8日(日)
会場:京都府 大本山建仁寺塔 頭禅居庵
時間:10:00~18:00
参加作家:
エドツワキ
大橋愛
梶井照陰
カンバラクニエ
栗田宏一
奈良美智
まど・みちお
料金:500円(小学生以下無料)

(画像上から:©Yoshitomo Nara courtesy of Tomio Koyama Gallery、©Michio Mado、©Kunie Kanbara、©Eye Ohashi、©Koichi Kurita)

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