メディアアーティスト・八谷和彦の体験型インスタレーション作品を展示する企画展『魔法かもしれない。-八谷和彦の見せる世界のひろげかた-』が、6月2日から埼玉・川口市のSKIPシティの彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムで開催される。
八谷和彦はメールクライアントソフトウェア『ポストペット』の開発者の1人としても知られるメディアアーティスト。1990年代前半から作品の発表をはじめており、代表作品にはお互いの見ているものを交換する装置『視聴覚交換マシン』や、ジェットエンジン付きの浮遊型スケートボード『エアボード』、個人用飛行装置『オープンスカイ』などがある。
同展では、土日祝日のみ体験可能な『視聴覚交換マシン』のほか、一見するとランダムに明滅する電光掲示板が特殊なビューワーを使用することで無数の見知らぬ他人の日記へと可視化される作品『見ることは信じること』などを紹介。
さらに妖精や人魚などの空想上の存在と出会うための装置『フェアリーファインダー』シリーズから、普段は見えないコロボックルの生活を観察できる作品や、鳥人のようなマスクを装着することで飛び出していく小さな鳥人たちを見つけられるようになる作品なども展示される。
なお、会期中はワークショップやアーティストトークが行われる予定。詳細はオフィシャルサイトをチェックして欲しい。
『魔法かもしれない。-八谷和彦の見せる世界のひろげかた-』
2011年6月2日(木)~9月4日(日)
会場:埼玉県 川口市 SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
※8月15日(月)は臨時開館
料金:大人500円 小中学生250円
ホリデー・ワークショップ
『視聴覚交換マシンを体験しよう』
会期中の土・日曜日、祝日に開催
会場:埼玉県 川口市 SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム3F 未来映像ゾーン
時間:13:00~16:00
料金:無料(要映像ミュージアム入館料)
定員:20組40名(先着順)
夏休み特別ワークショップ
『自分だけの「フェアリーファインダー」を作ろう』
2011年8月14日(日)13:00~16:00
会場:埼玉県 川口市 SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム3F ワークショップルーム
定員:10名(小学生~中学生対象・小学校低学年は保護者同伴)
料金:無料(要映像ミュージアム入館料)
『アーティストトーク』
2011年8月28日(日)14:00~16:00
会場:埼玉県 川口市 SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ1F HDスタジオ
出演:八谷和彦
定員:100名
料金:無料(要映像ミュージアム入館料)
(画像上から:FairyFinder 03《コロボックルのテーブル》/2006 写真:米倉裕貴、FairyFinder 05《フェザードフレンド》/2008、見ることは信じること/1996 写真:大島邦夫、視聴覚交換マシン/1993-2011 ※豊田市美術館所蔵:オリジナル作品を再制作したものです。 写真:黒川未来夫)