人種的アイデンティティを探る若手作家ミン・ウォン日本初個展、原美術館で開催

シンガポールの若手作家ミン・ウォンの日本における初個展『ミン ウォン:ライフ オブ イミテーション』が、東京・品川の原美術館で6月25日から開催される。

ミン・ウォンはシンガポールに生まれ、母国とベルリンを拠点に活動しているアーティスト。複合多民族国家であるシンガポールに生まれた事を背景に、人種及び文化的アイデンティティや言語の問題を作品のテーマとして追求している。

同展は、『第53回ヴェネチアビエンナーレ』において審査員特別表彰を受賞した同名個展『Life of Imitation』を、原美術館の空間にあわせて再構成するもの。黄金時代のシンガポール映画に着想を得たミン・ウォンの映像作品を中心に、写真、映画看板絵、1950~60年代のチラシやチケットなど映画にまつわる資料、映画の周辺にいる人々を取材したドキュメンタリー映像から成るインスタレーションが展示される予定だ。

『ミン ウォン:ライフ オブ イミテーション』

2011年6月25日(土)~8月28日(日)
会場:東京都 品川 原美術館
時間:11:00~17:00(水曜日は20:00まで開館)
休館日:月曜(ただし7月18日は開館、7月19日は休館)
料金:一般1,000円 大高生700円 小中生500円

(画像上から:ネオ チョン テク(デザイン:ミン ウォン)「In Love For The Mood」 カンヴァスにアクリル 2009年、ネオ チョン テク(デザイン:ミン ウォン)「Life of Imitation」 カンヴァスにアクリル 2009 年、ミン ウォン「Four Malay Stories」 ビデオ オーディオ インスタレーション 2005 年)

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