『第64回カンヌ国際映画祭』の最高賞にあたる「パルムドール」を、テレンス・マリック監督の6年ぶりの新作映画『ツリー・オブ・ライフ』受賞したことがわかった。
同賞は、『第64回カンヌ国際映画祭』の最終日にあたる、現地時間の5月22日に発表されたもの。マリック監督は映画『天国の日々』で、1979年の同映画祭の監督賞を受賞している。なお、32年ぶりの受賞という快挙だったが、公式の場に姿をみせないことで知られるマリック監督は、今回も授賞式を欠席した。
『ツリー・オブ・ライフ』は、生きる事と家族をテーマに、美しく壮大な映像と音楽で人間の根源を問うシーンを描いた作品。主人公のジャック役をショーン・ペン、父親役をブラッド・ピットが演じるという、強力なキャスティングでも話題を集めた。日本国内では8月12日から公開が予定されている。
なお、次点となるグランプリには、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの監督作『少年と自転車(原題)』、ヌリ・ビルゲ・ ジェイラン監督の『昔々、アナトリア』が輝いた。
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