荒木飛呂彦による漫画作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が、本日5月27日に刊行された。
同作は、フランスのルーヴル美術館が出版社と共同で展開している漫画コレクション企画「バンド・デシネ プロジェクト」の第5弾作品として、荒木飛呂彦が描き下ろした作品。同プロジェクトでは、依頼を受けた漫画家が、ストーリーの中心となる美術作品やコレクション、展示室などを選び、ルーヴル美術館をテーマとした作品を自由に制作する。荒木は日本の漫画家としてただ1人、同プロジェクトに参加していた。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、荒木の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部に登場する漫画家・岸辺露伴が主人公。露伴がデビュー前に知った謎の絵「世界一黒い絵」を追ってパリへと旅立つ、というあらすじだ。
同作の原稿の一部は、2009年にルーブル美術館で開催された企画展『小さなデッサン展 漫画の世界でルーヴルを』で展示されたほか、2010年4月にフランス語版が同地で刊行。日本語版は2010年に月刊誌『ウルトラジャンプ』にモノクロで掲載されていた。
今回刊行されるのは、同作本来のフルカラーでの日本語版で、ハードカバー仕様の愛蔵版となっている。まさにファン待望の1冊といえるだろう。