印象深い瞳の少女描く気鋭ペインター・山口智子の個展『一緒にしたり、別々にしたり』

気鋭の若手ペインター・山口智子の個展『一緒にしたり、別々にしたり』が、6月17日から東京・早稲田のLA GALERIE DES NAKAMURAで開催される。

山口は、1977年に兵庫県で生まれたアーティスト。女子美術大学芸術学部で絵画を学び、以後継続して作品を発表している。彼女の代表作品として知られる『白いパンツ姿の女の子』シリーズなど、山口の作品に多く登場する少女たちの佇まいや、何かを語りかけてくるような印象的な瞳は「見つめ、見つめられる」という感覚を忘れてしまう不思議な力強さを秘めている。

また、YUKIの『メランコリニスタ』や、土岐麻子などが参加しているBEAMS RECORDSのコンピレーションアルバム『cappuccino』『cappuccino due』のジャケットアートワークを担当したことでも知られている。

今回の個展は、山口にとって3年ぶりとなるもの。タイトルの『一緒にしたり、別々にしたり』とは、「気がつかない事に気がつきたい」という現在の作家の心情を表しているという。

なお、会期中は山口が近年書きためた詩を収録したZINE『千年さん(ちとせさん)』と、作品集『ききょう』が会場で販売される。

山口智子個展
『一緒にしたり、別々にしたり』

2011年6月17日(金)~7月9日(土)
会場:東京都 早稲田 LA GALERIE DES NAKAMURA
時間:12:00~18:00
休廊日:日、月曜
料金:無料

(画像:「一緒にしたり、別々にしたり」2011, acrylic on canvas. ©Tomoko Yamaguchi)

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