東京・馬喰町のFOIL GALLERYが、7月末をもって京都へ移転することをオフィシャルサイトで発表。また、現スペース最後の展覧会として、写真家・川内倫子の個展『Illuminance』が6月24日から開催される。
同展は、同ギャラリーの所属作家である川内が、15年の歳月をかけて撮影した新作写真集『Illuminance』の刊行を記念して開催されるもの。写真作品約50点と、写真集と並行して撮影された映像作品が展示される。タイトルの「Illuminance」は「光の照度」の意味を持ち、川内が捉えた日常に宿る光と闇、そして生と死によって、この世界の断片は様々な表情を見せることを示唆している。
FOIL GALLERYは2007年から現在の場所にスペースを展開。所属作家の展示や出版と連動した展示など、現代アートの分野で意欲的な展示を行なってきた。同展終了後は、京都での新しいスペースの準備に入るという。
川内倫子写真展
『Illuminance』
2011年6月24日(金)~7月23日(土)
会場:東京都 馬喰町 FOIL GALLERY
時間:12:00~19:00(初日は18:00まで)
休廊日:日曜、祝日
『Illuminance』
2011年6月7日発売
著者:川内倫子
テキスト:デビッド・チャンドラー
価格:4,515円(税込)
発行:フォイル
(画像上から:Untitled, from the series of Illuminance, 2009、Untitled, from the series of Illuminance, 2009、Untitled, from the series of Illuminance, 2011)