3組の建築家が提案する東京の新しい住宅のカタチ、企画展『家の外の都市の中の家』

3組の建築家が東京の新しい住宅のかたちを提案する企画展『家の外の都市(まち)の中の家』が、東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで7月16日から開催される。

同展は、『第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館』で開催された企画展『Tokyo Metabolizing』を新たにバージョンアップしたもの。展示内容は、塚本由晴と貝島桃代による建築家ユニット「アトリエ・ワン」の自邸『ハウス&アトリエ・ワン』と、西沢立衛設計の『森山邸』を実物の2分の1の大きさで展示するというもの。また東京展独自の企画としてコミッショナー・北山恒の『祐天寺の連結住棟』の敷地模型が加わる。

それぞれ『密集した家々のすき間に建つ建築家夫婦とスタッフのための住居兼オフィス』『敷地に積み木を点在させたかのような集合住宅』『隣人の気配をかすかに感じる開放的な住宅ユニットの連なり』など敷地や周辺環境に新たな関係性を見出す作品だ。

ヨーロッパの街並みのような連続する建物で作られた都市ではなく、1つ1つ独立した建物の集合体として構成されている東京を舞台に、個を保ちながらも共に生きるための「家」の形を考えていく良い機会となりそうだ。

『家の外の都市(まち)の中の家 house inside city outside house Tokyo Metabolizing
第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展帰国展 from Venice Biennale: 12th International Architecture Exhibition 2010』

2011年7月16日(土)~10月2日(日)
会場:東京都 初台 東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00(金、土は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月7日(日)
料金:一般1,000円 大学・高校生800円 中・小学生600円
※閉館の1時間前より半額、65歳以上半額

(画像上:〈第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館 展示風景〉 2010 写真提供:国際協力基金 photo: Andrea Sarti/CAST1466、画像下:アトリエ・ワン〈ハウス&アトリエ・ワン〉2005 ©アトリエ・ワン)

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