青柳拓次と森川弘和による音楽とダンスのコラボ、A4用紙で創る可変的な世界

2011.06.21 Tue

音楽家・青柳拓次と、ダンサー・森川弘和によるコラボパフォーマンス『Re:AAAA（リ・エーフォー）が、6月24日から26日まで神奈川・川崎市アートセンターアルテリオ小劇場で上演される。

青柳拓次は、LITTLE CREATURES、ソロユニット「KAMA AINA」などの名義で活動する音楽家。エッセイ、詩、絵本の原作など言葉を使った作品制作にも取り組んでいる。対する森川弘和は、「カンパニーデラシネラ」や「じゅんじゅんSCIENCE」などのプロジェクトに参加するフリーのダンサー。瞬発力と抜群のボディーバランスを生かした動きや、ドライでありながら動物的感覚をもつパフォーマンスが高い評価を得ている。

同公演は、川崎市アートセンターが2009年に開始した、異ジャンルの組合せによる新しい舞台の可能性を探るプロジェクト「Beyond the Border Series」の第2弾作品として好評を博した『AAAA』の再演作となる。

ステージ上に蓄積され散在している「白いA4コピー用紙」に森川の身体と青柳の音が介入することで、時間の経過とともに姿を変える幻想的な空間を作り上げている。

会場美術を手がけるのは、同公演の基盤となった森川のソロ公演『A4』でもタッグを組んだ森本達郎。照明は、パリ・ルーブル美術館でのディレクター経験もある筆谷亮也が担当する。