電子楽器「TENORI-ON」を再現したiPad、iPhone、iPod touch用アプリケーションが、YAMAHAからリリースされた。
TENORI-ONは、メディアアーティストの岩井俊雄とYAMAHAのコラボレーションによって誕生したポータブル電子楽器。LEDボタンを指で押すことで直感的に演奏できるユニークなインターフェースを備え、「全く新しいコンセプトを持つ電子楽器」として、2008年の発売以来国内外の数多くのミュージシャンやクリエイター達に愛用されている。
今回発売されたアプリケーションは、岩井の監修の元にTENORI-ONを忠実に再現したもの。16×16個のボタンが操作できるインターフェースのほか、6つの演奏モード切替、16種類の音を同時に鳴らすことが可能となっているなど、本格的な仕様が魅力だ。また、プリセット音源は従来のTENORI-ONと同等のものが用意されており、演奏ファイルも従来のTENORI-ONと互換性があるという。
さらに、Apple社提供のソーシャルゲーミングネットワーク機能「Game Center」を利用して、同アプリケーションのユーザー同士で最大4人まで同時演奏セッションを行うことが可能。同アプリケーションは、Apple社が運営するApp Storeで販売されており、価格は2,300円。対応機種などの詳細は、オフィシャルサイトで確認して欲しい。
なお、同アプリと同時に、MIDI端子を搭載した楽器とiPhone、iPod touch、iPadを接続するためのMIDIインターフェース「i-MX1」がYAMAHAから発売されているほか、MIDI楽器向けの音楽アプリケーションが多数発表されている。