女性シンガーソングライター木下美紗都のニューアルバム『それからの子供』が、7月20日にリリースされる。
木下は、デビュー前に坂本龍一のラジオ番組に音源を送り、高い評価を受けたという経歴を持つアーティスト。ボーカルはもちろん、ギターやピアノなどの演奏をこなし、作詞、作曲、編曲および録音とミックスまで自分自身で行っている。2007年に発表した1stアルバム『海 東京 さよなら』がロングセラーを記録しているほか、今年公開された瀬田なつき監督の映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』では作中の音楽を手掛けるなど、活躍の幅を広げている。
約4年4ヶ月ぶりのオリジナルアルバムとなる同作は、映画音楽の制作で培った経験が生かされた、バリエーションに富んだカラフルな1枚。ジャズ、フレンチポップ、HIP HOP、ハウス、シティポップ、フォークなどを飲み込んだ雑食性の高い楽曲集になっているにもかかわらず、統一感のあるアルバムに仕上がっている。また、瀬田作品に使用された楽曲“彼方からの手紙”“普通の女の子”も、新録バージョンで収録される。
なお、マスタリングを益子樹が手掛けているほか、ゲストミュージシャンとして、YMOのサポートメンバーとしても知られるユーフォニウム奏者・権藤知彦(pupa)のほか、Jimanica(d.v.d)、石塚周太(detune.,蓮沼執太チーム)らが参加している。