写真家・有賀幹夫の撮影による毛皮のマリーズの写真集『夜明け』が、7月30日に刊行される。
有賀は、1980年代からミュージシャンの撮影を中心に活動を開始し、ローリングストーンズの公式カメラマンとしても知られる写真家。最近では、昨年に開催された展覧会『忌野清志郎 KING OF ROCK'N ROLL』や、同展に合わせた写真集の刊行で注目を集めた。
同書に掲載されているフォトセッションは、今年3月からスタートした毛皮のマリーズの全国ツアー『MARIES MANIA』に有賀が同行して撮影されたもの。ツアー直前のリハーサル、各都市で繰り広げられたライブパフォーマンス、熱狂的なオーディエンスの姿、そしてメンバーの素顔を垣間見ることができる貴重なバックステージまで、約160点に及ぶ写真を掲載。また、ツアー中に発生した東日本大震災の影響も記録されている。
同書の刊行に寄せて、メンバーの志磨遼平(Vo)は「大人たちにとって、ここに写る若者は、復興と呼ぶにはあまりに不謹慎に映るかもしれない。なぜなら僕らは笑い、踊っているからだ。ロックンロールに合わせて!」というコメントを発表している。
なお、毛皮のマリーズは9月7日にニューアルバムをリリース。また、8月24日には初のライブDVD『CONCERT FOR “TIN PAN ALLEY”(コンチェルト・フォー “ティン・パン・アレイ”)』をリリースする。
『毛皮のマリーズ写真集 夜明け』
2011年7月30日発売
撮影:有賀幹夫
価格:2,520円
発行:音楽出版社