音楽評論家・中村とうようのポピュラー音楽への愛感じる展覧会、自らが特別監修

音楽評論家・中村とうようの音楽関連コレクションを紹介する『中村とうようコレクション展 楽器とレコードを中心に』が、東京・武蔵野美術大学の大学美術館で9月24日まで開催されている。

中村は、1969年創刊の音楽雑誌『ミュージック・マガジン』初代編集長を務めるなど、日本におけるポピュラーミュージック研究の草分けとされる評論家。今月21日に79歳で逝去した。

中村の音楽のまなざしを辿る同展は、中村自身によって武蔵野美術大学へ寄贈された音楽関連のコレクションを展示するものだ。同大学教授の柏木博が監修を担当し、中村自身も特別監修として名を連ねている。

会期中は、幅広いコレクションの中から、中村自身が世界各地を訪れて収集した数々の民族楽器を、中村書き下ろしの解説と共に紹介。さらにSPレコードやLPレコード及びそのジャケットデザインにフォーカスし、音楽メディアの原点を探る。音とビジュアルが交差する新たな魅力を、美大ならではの視点で伝えていく。

音楽を取り巻く豊かな表現、また幅広い音楽そのものへの深い敬意と愛情に溢れた考察で知られる中村。そのまなざしを感じられる絶好の機会となるだろう。なお、同展会場は8月7日から9月4日まで休館するため、足を運ぶ際には注意して欲しい。

『中村とうようコレクション展 楽器とレコードを中心に』

2011年7月4日(月)~9月24日(土)
会場:東京都 小平市 武蔵野美術大学 美術館展示室1
時間:10:00~18:00(土曜日と特別開館日は17:00閉館)
休館日:日曜、祝日(8月7日~9月4日は休館期間、9月23日は特別開館)
料金:無料

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