アメリカのロックバンドPearl Jamのドキュメンタリー映画『パール・ジャム20』の公開が決定。9月20日に東京、大阪、名古屋の3都市で全世界同日上映され、その後10月15日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて期間限定で上映される。
同作は、1990年代に従来の商業主義的ロックに対抗する形でミュージックシーンを席巻した、グランジロックの代表格Pearl Jamの軌跡を描いたもの。デビュー以来、周囲の熱狂から距離を取り、積極的なメディアへの露出を避けてきた彼らの知られざる苦悩にも鋭く迫った、ドラマチックな作品に仕上がっている。
監督は、音楽ジャーナリストでもあり、映画『あの頃、ペニー・レインと』などで知られるキャメロン・クロウ。劇中ではインタビューやライブ映像などの未公開映像に加え、ニール・ヤング、カート・コバーン(Nirvana)ら同バンドと関係が深かったミュージシャンも登場。20年にわたりPearl Jamと深い友好関係にある彼が、1,200時間にも及ぶ貴重な映像から編集した渾身の内容となった。
なお、9月28日には同作のサウンドトラックが発売。過去20年間のライブ音源の中から29曲をセレクトした2枚組の大作となる予定だ。さらに、初期の3作品『TEN』『Vs.』『Vitalogy』のリマスター盤が紙ジャケット仕様で販売される事も決定。同作には、未発表デモ曲などのレア音源が追加収録される。
『パール・ジャム20』
2011年9月20日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全3都市で公開
監督・編集:キャメロン・クロウ
出演:
Pearl Jam(エディー・ヴェダー、ジェフ・アメン、ストーン・ゴッサード・マイク・マクレディ、マット・キャメロン)
ニール・ヤング
カート・コバーン
ほか
配給:boid、カルチャヴィル
(画像上・画像中:Pearl Jam、画像下:『PEARL JAM TWENTY』(『パール・ジャム20』サウンドトラック)ジャケット)