香港が舞台の多国籍アジア映画『マジック&ロス』が、11月5日から東京の池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開される。
同作は、時間が止まったような香港のリゾート地を舞台に、日本人女性キキと韓国人女性コッピが体験する幻想と現実の入り混じった、神秘的でミステリアスな物語を描いた作品。
キャストは、キキ役に『2010年東京国際映画祭 ある視点部門作品賞』を受賞した日本映画『歓待』の主演兼プロデューサーである杉野希妃。同作のプロデュースも手がける杉野は、今年の『第24回 東京国際映画祭』で特集上映も組まれるなど、今後の活躍が期待される新進女優だ。コッピ役は、2009年に公開され話題をさらった韓国映画『息もできない』で主演を務めたキム・コッピ。また、『息もできない』で製作・監督・脚本・編集・主演を務めたヤン・イクチュンも、出演者として名を連ねている点も注目だ。
監督を務めたのは、マレーシアで生まれ育ち、大阪や北京へも留学経験のある俊英リム・カーワイ。世界7ヶ国の人々により国境を越えて制作された同作は、2010年に『釜山国際映画祭』でワールドプレミア上映され、2011年には、『大阪アジアン映画祭』『第24回 東京国際映画祭』『日韓映画祭』『香港インディペンデント映画祭』など、数々の映画祭に正式招待されている。
『マジック&ロス』
2011年11月5日より池袋シネマ・ロサ、12月初旬大阪シネ・ヌーヴォほか、全国順次ロードショー
監督・編集・構成・プロット:リム・カーワイ
プロデュース:杉野希妃
原案:リム・カーワイ、ジュディス・ペルニン
出演:
杉野希妃
キム・コッピ
ヤン・イクチュン
配給:和エンタテインメント
(画像:©2010「マジック&ロス」製作委員会)