ある姉妹の日常を毒とユーモアを交えた筆致で描いた映画『ミツコ感覚』が、12月から東京のテアトル新宿で公開される。
同作の物語は、東京郊外にある袋小路のような街で暮らす姉妹を中心に展開。上司と不倫関係にある姉のエミ、就職できずにスナックで働き始める写真学校の学生妹のミツコと、ミツコに異常な関心を寄せてくる挙動不審の男・三浦など、ありふれていそうでありながら奇妙ないびつさも感じさせる登場人物たちが、日常のなかで幸せを求める姿を描く。
監督と脚本は、ソフトバンクモバイルのCMシリーズ『白戸家』や日清食品『UFO仮面ヤキソバン』など数々のCMを手掛けている映像作家・山内ケンジ。同作は山内にとって初の映画監督作品となる。
主演のミツコ役を映画『ノルウェイの森』に出演した初音映莉子が熱演しているほか、姉のエミ役を映画『女優霊』などで知られる石橋けい、エミの浮気相手・松原役を劇団「青年団」や「サンプル」で活躍する古舘寛治、不審な男・三浦役を柴幸男脚本の演劇『わが星』などに出演している三浦俊輔が演じている。
『ミツコ感覚』
2011年12月からテアトル新宿にてレイトショー
監督・脚本：山内ケンジ
音楽：ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、大城静乃ほか
出演：
初音映莉子
石橋けい
古舘寛治
三浦俊輔
山本裕子
永井若葉
配給：ギークピクチュアズ
（画像：©2011 GEEK PICTURES）
