「B級映画の帝王」の本質に迫る映画『コーマン帝国』、『TIFF』特別上映で本人も来日

2011.10.17 Mon

「低予算映画の帝王」とも称されるアメリカの映画監督ロジャー・コーマンの本質に迫るドキュメンタリー映画『コーマン帝国』が、2012年春から東京・新宿武蔵野館にてほか全国で順次公開される。

監督作品50本以上、プロデュース作では500本を超える作品を手掛けてきたロジャー・コーマンは、「早く、安く、そして儲ける」という理念と、奇抜なアイデアの数々で長年映画界を牽引。エドガー・アラン・ポー原作の数々の怪奇映画や、『X線の眼を持つ男』などの低予算SF映画、モンスター映画などでファンの支持を集め続けてきた。低予算で過酷な映画製作現場は「コーマンスクール」と呼ばれ、多くの才能を育てたとも言われている。

同作では、ジャック・ニコルソン、フランシス・フォード・コッポラ、ロバート・デ・ニーロ、ピーター・フォンダ、マーティン・スコセッシ、ロン・ハワード、ジョナサン・デミ、クエンティン・タランティーノなど、コーマンと親交深い人々との興味深いエピソードや、代表作のフッテージなどを交えてアメリカ映画史における重要人物であるコーマンの実像に迫る。

なお、同作は10月22日から開催される『第24回東京国際映画祭』の特別招待作品として10月29日に上映。同上映会では、コーマン本人の登場も予定している。会場は東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズとなる。チケットは現在各プレイガイドで発売中。

『コーマン帝国』

2012年春に新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・製作：アレックス・ステイプルトン
音楽：Air
出演：
ロジャー・コーマン
ロバート・デ・ニーロ
ジャック・ニコルソン
マーティン・スコセッシ
ロン・ハワード
ジョナサン・デミ
ピーター・フォンダ
ブルース・ダーン
ポール・W・S・アンダーソン
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・キャラダイン
ピーター・ボグダノヴィッチ
ジョン・セイルズ
イーライ・ロス
配給：ビーズインターナショナル