ジャンルを越えたアーティストたちが千葉・松戸の街を舞台に制作展示を行うアートイベント『松戸アートラインプロジェクト2011』が、11月27日まで開催されている。
「暮らしの芸術」をテーマに掲げて開催される今回は、「暮らすこと」「生きていくこと」といった日常的な生活の営みを芸術として捉え直すことを目的に、松戸の街で制作展示を実施。会場となるのは、実際に米穀店として営業されていた建物を再利用した「旧・原田米店」をはじめ、松戸の街並を活かした場所となる。
参加アーティストは、東京・高円寺の古着屋店主であり、独特の視点でアート活動を行う山下陽光、東京・阿佐ヶ谷を拠点に電柱や路上に短歌を書きつけるなどの活動を行なってきた短歌パフォーマー青木麦生、着用できない「紙の服」の制作やパフォーマンスを行なってきたコイケジュンコ、JR常盤線の沿線にキャンパスを構える東京藝術大学の若手アーティストなどが名を連ねている。
さらに、渋さ知らズが11月13日に千葉・松戸の都市綜合開発第三ビルでライブパフォーマンスを披露するなど、現代アートの分野だけでなく、サブカルチャーや市民芸術の分野まで広がりを見せている。
各会場やプログラムの詳細はイベントのオフィシャルサイトで確認して欲しい。
『松戸アートラインプロジェクト2011』
2011年11月5日(土)~11月27日(日)※土日祝のみ、計9日間開催
会場:千葉県 松戸駅西口周辺
アートディレクター:毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)
参加アーティスト
渋さ知らズ
山下陽光
大成哲雄
毛原大樹
中島佑太
青木麦生
アトリエミルクル
安藤早織
磯部沙恵里
OJA a.k.a. son of GEN
couch
聞谷洋子
コイケジュンコ
後藤勇治
ソメヤケンジ
瀧澤潔
田嶋奈保子
原田晋
結いの会
りきりき
(画像上:『松戸アートラインプロジェクト2011』ロゴ、画像下:青木麦生『阿佐ヶ谷ドクメンタ』より 馬込浩一郎撮影(参考作品)