妖艶な女ヴァンパイアの世界を描いたドイツ映画『ブラッディ・パーティ』が、11月26日から東京・渋谷のシアターN渋谷で上映される。
同作の舞台はドイツ・ベルリン。母親と集合住宅で暮らし、毎日盗みを働いて過ごしている少女レナは、偶然迷い込んだナイトクラブで女に突然噛み付かれてしまい、やがて美しい女ヴァンパイアに生まれ変わる。食べても飲んでも太らず、セックスしても妊娠しない体になったレナは、仲間の女ヴァンパイアたちと共に、血のカクテルを片手に毎夜パーティ三昧の生活に耽るが、ある出来事をきっかけに仲間たちとの関係が狂い始める。
旧連合軍使用の基地跡地や、遊園地、街の地下を走るティーアガルテントンネル、リヒテンベルグの公共プール、元飛行船格納庫だったというトロピカルアイランドなど、ベルリンの様々な場所で撮影に挑んだ同作。監督は『THE WAVEウェイヴ』で知られるデニス・ガンゼルが手掛け、過去の吸血鬼映画の系譜に基づきながらも、斬新な現代のヴァンパイア像を描き出している。
『ブラッディ・パーティ』
2011年11月26日からシアターN渋谷でモーニング&レイトショー
監督:デニス・ガンゼル
脚本:ヤン・ベルガー
出演:
カロリーネ・ヘルフルト
ニーナ・ホス
ジェニファー・ウールリッチ
アンナ・フィッシャー
マックス・リーメルト
アルヴェド・ビルンバウム
シュテッフィ・クーネルト
ヨヘン・ニッケル
配給:ショウゲート
(画像:©2010 RAT PACK FILMPRODUKTION GMBH)