歌舞伎町にアートコンテナ出現、パブリックメディアアート展『歌舞伎町アートサイト』

東京・新宿歌舞伎町の公共空間を使ったメディアアート展『歌舞伎町アートサイト』が、11月19日から東京・新宿のシネシティ広場と大久保公園で開催される。

同展は、歌舞伎町の中心地に設置されたアートコンテナ内で、新宿をテーマとする体験および参加型のメディアアート作品を展示するというもの。人々と都市の関係が大きく変化し、新たな視点から地域と関わる可能性が生まれている状況を踏まえ、テクノロジーとアートによる新宿という街の再認識を目指す。

出展作家は、浅野耕平、安藤英由樹+渡邊淳司+田畑哲稔+Maria Adriana Verdaasdonk、筧康明、木村悟之、久野ギル、クワクボリョウタ、笹口数、前林明次の8組。光源から2次元イメージを探すことができる「サッカード・ディスプレイ」を用いたインスタレーション作品の展示や、前林明次が開発した耳を拡張する装置「Sonic Interface」の体験イベント、アートコンテナ壁面にギル久野の映像インスタレーション、木村悟之、H584の映像作品などを投影する映像上映イベントも開催される。

なお、同展の共催企画として『スクール・リサーチ・プロジェクト』も実施。メディアアート、環境情報学、建築などの多彩な分野の教育機関が参加し、より領域横断的に都市とアートとテクノロジーの問題を議論する。

『歌舞伎町アートサイト パブリックメディアアートの挑戦』

2011年11月19日(土)~12月3日(土)
会場:東京都 新宿 シネシティ広場(旧コマ劇場前)、大久保公園
時間:12:00~19:00
出展作家:
浅野耕平
安藤英由樹+渡邊淳司+田畑哲稔+Maria Adriana Verdaasdonk
筧康明
木村悟之
久野ギル
クワクボリョウタ
笹口数
前林明次

トークイベント
『パブリックメディアアート:公共空間におけるメディアアートの展開とその可能性』

2011年11月26日(土)15:00~17:00
会場:東京都 新宿 東急ミラノビル4階 会議室
出演者:
浅野耕平
ギル久野
クワクボリョウタ
森山朋絵(キュレーター、東京都現代美術館学芸員)
渡邊淳司(知覚研究者、NTTコミュニケーション科学基礎研究所リサーチスペシャリスト)
野口靖(同展ディレクター、東京工芸大学インタラクティブメディア学科講師)

トークイベント
『都市に介入するアート・建築:現状とその展望』

2011年12月3日(土)14:00~16:00
会場:東京都 新宿 ハイジア 4階研修室
出演者:
筧康明
前林明次
鍛佳代子(東京工芸大学建築学科講師)
近藤健一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
野口靖(同展ディレクター、東京工芸大学インタラクティブメディア学科講師)

『映像上映イベント』
2011年11年19日(土)、11月25日(金)、11月26日(土)各日共に17:00~21:00
会場:東京都 新宿 シネシティ広場(旧コマ劇場前)
上映:
ギル久野
木村悟之
H584

『前林明次によるSonic Interface』
2011年11月19日(土)、11月20日(日)、11月26日(土)、11月27日(日)、12月3日(土)
時間:12:00~18:30

(画像上から:『歌舞伎町アートサイト』過去の会場風景、前林明次(イベント-Sonic Interface)Sonic Interface, 1999, photo:Futuresonic04 Image Copyright Gingersnapz 2004、東京工芸大学インタラクティブメディア学科野口研究室 Roots of Shinjuku、安藤英由樹+渡邉淳司+田畑哲稔+Maria Adriana Verdaasdonk Saccade-based Display "blink to see_" 2011)

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