ギャグ漫画の元祖を再発見する『赤塚不二夫マンガ大学展』、バカ田大学模試も実施

漫画家・赤塚不二夫を再発見する特別展『赤塚不二夫マンガ大学展』が、京都国際マンガミュージアムで12月25日まで開催されている。

『天才バカボン』『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』などの作品を遺し、2008年に逝去した赤塚不二夫。同展では、赤塚の生きた時代と幅広い作品世界を貴重な資料で紹介する『ケンキュー篇』と、赤塚の精神を受け継いだアーティストたちによる新作アート作品を展示する『ゲージュツ篇』の2つを同時展開し、赤塚の世界とその魅力にせまる。

『ケンキュー篇』では、実際に手にとって読むことのできる数百冊もの書籍や、当時の漫画雑誌・新聞記事などから赤塚の漫画家人生を俯瞰する『赤塚不二夫のギャグ人生』のほか、赤塚が確立したジャンルであるギャグ漫画を含む『「笑い」のマンガの系譜』を展開。さらに、藤子不二雄A、鈴木伸一、おおひなたごう、とり・みき、タナカカツキらによる赤塚不二夫トリビュートイラスト作品を展示する。

一方の『ゲージュツ篇』では、赤塚りえ子、金氏徹平、パラモデル、横山裕一がそれぞれ同展のために制作したアート作品が披露されるほか、朝倉世界一、京極夏彦、五木田智央によって創作された赤塚トリビュート作品の展示も行う。

また、関連イベントとして、『天才バカボン』に登場する「バカ田大学」の入学模擬試験が受けられるワークショップ『バカ田大学の模試なのだ』も実施。定員は各回10人となっており、当日会場のみで先着順に受付を行うので、受験希望者は同展オフィシャルサイトで日程のチェックをしておこう。

特別展
『赤塚不二夫マンガ大学展』

2011年10月29日(土)~12月25日(日)

『ケンキュー篇』
会場:京都府 京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー1、2、3
時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)
休館日:毎週水曜日、11月24日(木)※11月2日(水)、11月23日(水・祝)は開館
トリビュートイラスト出展作家:
おおひなたごう
唐沢なをき
北見けんいち
鈴木伸一
タナカカツキ
田中圭一
とり・みき
藤子不二雄A
みなもと太郎
料金:無料

『ゲージュツ篇』
会場:京都府 京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー4 ほか
時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)
休館日:毎週水曜日、11月24日(木)※11月2日(水)、11月23日(水・祝)は開館
出展作家:
赤塚りえ子
金氏徹平
パラモデル
横山裕一
朝倉世界一
京極夏彦
五木田智央
料金:無料

ワークショップ
『バカ田大学の模試なのだ』
同展会期中の土、日曜、祝日、11月2日
※1日に4回実施
定員:各回10名(先着順)
料金:無料(ミュージアムへの入場料は別途必要)

『少女マンガの世界 原画'(ダッシュ)10年の軌跡 共同企画 水野英子×竹宮惠子 対談』
2011年12月17日(土)14:00~16:00
会場:京都府 京都国際マンガミュージアム1階 多目的映像ホール
出演:
水野英子
竹宮惠子
定員:250名(先着順)
料金:無料(ミュージアムへの入場料は別途必要)

(画像上から:©赤塚不二夫、ケンキュー篇展示風景、横山裕一「ニュー バカボン」©横山裕一、赤塚りえ子「家訓」©赤塚りえ子)

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