新しい才能を発信するアートプロジェクト『ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト』が、東京・清澄白河の東京都現代美術館で2012年10月上旬まで開催されている。
同プロジェクトは、東京都現代美術館敷地内に建てられたパビリオンを舞台に、約1年間にわたって東京在住の若手アーティストの個展やパフォーマンスイベント、公募展などを開催するというもの。同美術館の新たなシンボルとなるパビリオンのデザインは、国内外で注目を集める若手建築家の平田晃久が一本の樹木をイメージして手掛けたという。
12月10日からは、蓮沼執太が複数のスピーカーとプロジェクターを使用した新作を出品するほか、今後はQosmo/テクノ手芸部による電子工作と手芸を組み合わせたワークショップと展示、小林史子による実験的な建築空間と対峙した新作が展示される。さらに、物語性ゆたかな身体表現を展開しているカンパニー・デラシネラによるパフォーマンスや、毛利悠子による会場を巨大な生命体に変貌させる展示、なんばしすたーずによる演劇の上演とワークショップなどが順次展開される。
なお、展示部門とメディアパフォーマンス部門の公募も実施。応募要項などの詳細は後日発表されるという。
『ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト』
2011年10月29日(土)~2012年10月上旬(予定)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 パブリック・プラザ
休館日:月曜、年末年始
時間:10:00~18:00
料金:無料
『狩野哲郎』
2011年10月29日(土)~11月27日(日)
『蓮沼執太』
2011年12月10日(土)~2012年1月15日(日)
『Qosmo/テクノ手芸部』
2012年2月4日(土)~3月4日(日)
『小林史子』
2012年3月24日(土)~4月22日(日)
『カンパニー・デラシネラ パフォーマンス』
2012年5月6日(日)17:00~18:00
『毛利悠子』
2012年5月19日(土)~6月17日(日)
『なんばしすたーず』
2012年7月14日(土)~7月29日(日)
『公募展(展示部門) MOTブルームバーグ/ハウス・プロジェクト(仮称)』
2012年8月11日(土)~9月9日(日)
『公募展(メディア・パフォーマンス部門) MOTブルームバーグ/10ミニッツ・メディアプレゼンテーション(仮称)』
2012年9月中旬
(画像上から:パヴィリオン完成イメージ(内観)、パヴィリオン完成イメージ(夜景)、蓮沼執太《無題》2010年SPECTACLE IN THE FARM での展示風景、毛利悠子《エブリデイラオス》2010年 ギャラリー20202 写真:松尾宇人、Tetsuro Kano, Naturplan (2010), installation, dimensions variable, Courtesy the artist)