ヨハネス・フェルメールの絵画作品に隠されたメッセージを探る展覧会『フェルメールからのラブレター展』の東京展が、12月23日から東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催される。
今年6月から京都、宮城と巡回してきた同展は、日本初上陸となる絵画作品『手紙を読む青衣の女』をはじめ、『手紙を書く女』『手紙を書く女と召使い』の3点を中心に構成。フェルメールが手紙や地図といったモチーフに込めたメッセージを感じられる展示になるという。なお、『手紙を読む青衣の女』は、オランダのアムステルダム国立美術館で昨年から今年にかけて修復作業が行われ、同作の特徴である青色が美しく蘇っているとのこと。
さらに同展では、ピーテル・デ・ホーホ、ヘラルト・テル・ボルフ、ハブリエル・メツーといった17世紀オランダの画家たちの作品も紹介。絵画に描かれた家族や恋人同士、職業上の専門的な会話、手紙や文書でのやりとりなど、様々なコミュニケーションの形にスポットをあてる。
チケットの前売り販売は12月22日まで実施中。
『フェルメールからのラブレター展』東京展
2011年12月23日(金・祝)~2012年3月14日(水)
会場:東京都 渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアム
時間:10:00~19:00 毎週金、土曜は21:00まで(12月30日、31日は除く)、入館は30分前まで
休館日:2012年1月1日(日)
料金:
前売 一般1,300円 大学・高校生800円 中学・小学生500円
当日 一般1,500円 大学・高校生1,000円 中学・小学生700円
(画像上から:ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer 《手紙を読む青衣の女》 “Girl Reading a Letter” 1663-64年頃 油彩・キャンヴァス アムステルダム国立美術館、アムステルダム市寄託 ©Rijksmuseum, Amsterdam. On loan from the City of Amsterdam (A. van der Hoop Bequest)、ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer 《手紙を書く女》 “A Lady Writing” 1665年頃 油彩・キャンヴァス ワシントン・ナショナル・ギャラリー ©National Gallery of Art, Washington, Gift of Harry Waldron Havemeyer and Horace Havemeyer, Jr. , in memory of their father, Horace Havemeyer.、ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer 《手紙を書く女と召使い》 “A Lady Writing a Letter with her Maid” 1670年頃 油彩・キャンヴァス アイルランド・ナショナル・ギャラリー、ダブリン ©National Gallery of Ireland, Dublin, Sir Alfred and Lady Beit Gift, 1987 (Beit Collection) Photo ©National Gallery of Ireland. Photographer: Roy Hewson、ヤン・デ・ブライ Jan de Bray 《アブラハム・カストレインとその妻マルハレータ・ファン・バンケン》 “Portrait of Abraham Casteleijn and Margaretha van Bancken” 1663年 油彩・キャンヴァス アムステルダム国立美術館 ©Rijksmuseum, Amsterdam. F.E. Blaauw Bequest, 's Graveland.)