新進アーティストにギャラリーの門戸を広く開く公募展『第6回 shiseido art egg』が、2012年1月6日から3回にわたり、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。
1919年のオープン以来「新しい価値の発見と創造」という企業理念のもと、90年以上活動してきた資生堂ギャラリー。同展は、発表の場を求める新進アーティストに同ギャラリーを3週間にわた個展会場として提供し、独自の発想力や次代につながる表現を育むことを目的とするプログラムだ。
今回で6回目の開催となる同展。314件の応募から審査によって選ばれたアーティストは、弁当などに付属する醤油さしを約5万個使用した作品や、菓子を約7,000個用いた作品などで現代社会を表現する3人組のユニット・three、現実世界を解体して2次元に作り替え、再び3次元空間に構成することで知覚の歪みを生み出す鎌田友介、日常的に流通する日用品やイメージが内包する、様々な意味や本質、素材のルーツや特性、デザインなどに込められた想いに着目して作品を制作する入江早耶の3組。
また、同展終了後には3人の審査員が3組の中から「shiseido art egg賞」を選出。今年は、画家の伊庭靖子、ファッションデザイナーの津村耕佑、作家の平野啓一郎の3人が審査員を務める。なお、受賞者は4月下旬に同展のオフィシャルサイトで発表される。
『第6回 shiseido art egg』展
2012年1月6日(金)~3月25日(日)
会場:東京都 銀座 資生堂ギャラリー
時間:平日11:00~19:00 日曜・祝祭日11:00~18:00
休館日:月曜(祝祭日が月曜日にあたる場合は休館)
『three展』
2012年1月6日(金)~1月29日(日)
『鎌田友介展』
2012年2月3日(金)~2月26日(日)
『入江早耶展』
2012年3月2日(金)~3月25日(日)
料金:無料
(画像上:three「Tokyo Surge」2010、画像中:鎌田友介「After the Destruction」2011、画像下:入江早耶「カンノンダスト」2010 photo by 鹿田義彦)