浦沢直樹の弟子達が奏でる等身大のローファイロック、フラットライナーズが初アルバム

2012.01.17 Tue

漫画家・浦沢直樹の弟子たちによるローファイロックバンド「フラットライナーズ」の1stアルバム『不運な人』が、1月18日にリリースされる。

同バンドは、浦沢のアシスタントを務めていた石川俊樹（Ba,Vo）と佐藤誠司（Gt,Cho）の2人を中心に1990年頃結成。メンバーチェンジを何度か繰り返したのち、石川の妻・磯たか子（Dr/sweet sunshine）、イノスケ（Gt,Cho/ex.swarm's arm）の4人編成に落ち着き、都内を中心にマイペースなライブ活動を展開している。

結成から約20年目にして初リリースとなる同作には、全9曲を収録。PAVEMENT、SuperchunksやPIXIESなどに影響を受けたローファイサウンドに乗せて、「貧乏」「恋愛（失恋）」「仕事（の辛さ）」といった等身大の悩みや悲しみ、怒りを、切実かつユーモラスな言葉で綴った楽曲集に仕上がっている。

なお、2009年と2010年にミュージシャンとして競演を果たしている浦沢は「憎らしいほどカワイイ奴ら」と同バンドについてコメント。また作家の角田光代は「不思議な脱力感。かろやかな失望。だるくてゆるい希望。この人たちの音楽は癖になる」と評している。

アルバムのタイトル曲“不運な人”のPVが現在YouTubeで公開されているので、是非チェックして欲しい。また、同作のレコ発イベントが2月12日に東京・新宿のMOTIONで開催され、toddle、Hello Hawk、room202が出演する。