映画『かもめ食堂』で知られる荻上直子監督の最新作『レンタネコ』が、5月に東京の銀座テアトル、テアトル新宿ほか全国で公開される。
荻上監督にとって2010年の『トイレット』以来の長編作品となる同作は、心の寂しい人に猫をレンタルする「レンタネコ」屋を営む正体不明の女性・サヨコと、彼女が出会う様々な人々による物語。また、サヨコが猫を貸し出すのは、夫と愛猫に先立たれた老婦人や、単身赴任中の中年男、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢、とある組織から追われる男といった人々になるという。
主人公のサヨコ役をコミカルかつスタイリッシュに演じるのは市川実日子。猫をレンタルする人々を草村礼子、光石研、山田真歩、田中圭が演じるほか、謎の隣人役を小林克也が演じる。なお、同作は『第62回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門』に正式出品されることが決定している。
『レンタネコ』
2012年5月から銀座テアトル、テアトル新宿ほか全国で公開
監督・脚本:荻上直子
出演:
市川実日子
草村礼子
光石研
山田真歩
田中圭
小林克也
配給:スールキートス
(画像:『レンタネコ』©2012 レンタネコ製作委員会)