普天間など世界の米軍基地問題を追ったドキュメンタリー映画、チョムスキーも出演

世界各地の米軍基地問題を追ったイタリアのドキュメンタリー映画『誰も知らない基地のこと』が、4月から東京・渋谷のシアターイメージフォーラムほか全国で順次公開される。

同作は、世界の約40ヶ国に700以上存在する米軍基地をテーマにした作品。2007年にイタリア・ヴィチェンツァで起こった米軍基地拡大への反対運動を契機に「なぜ、戦後60年以上過ぎても基地をなくすことができないのか?」という疑問を抱いたイタリアの若手監督2人が、ヴィチェンツァをはじめ、インド洋のディエゴ・ガルシア島、沖縄の普天間など世界各地の基地周辺で取材を行ない、膨らみ続ける軍産複合体の実態を描き出している。また、出演者には言語学者のノーム・チョムスキーも名を連ねる。

エンリコ・パレンティとトーマス・ファツィ監督は同作についてのコメントの中で、沖縄の部分が作品にとって重要だったと明かし、「それは私たちが沖縄で目にしたことが、政治的、社会的、そして精神的になによりも衝撃的だったからです。しかし、それ以上に、沖縄で出会った方々に強く刺激を受けたからでもありました」と語っている。

『誰も知らない基地のこと』

2012年春よりシアターイメージフォーラムほか全国で順次公開
監督:エンリコ・パレンティ、トーマス・ファツィ
音楽:ステファノ・ピロ
出演:
ゴア・ヴィダル
ノーム・チョムスキー
チャルマーズ・ジョンソン
配給・宣伝:アンプラグド

(画像:『誰も知らない基地のこと』 ©Effendemfilm and Takae Films)

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