画家・野田裕示の全貌を俯瞰する個展『国立新美術館開館5周年 野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿』が、東京・六本木の国立新美術館で4月2日まで開催されている。
1952年に和歌山で生まれた野田は、多摩美術大学を卒業した翌年の1977年に先駆的な展示を行うことで知られていた東京・日本橋の南画廊で早くも個展を開催。1980年代以降は絵画を成立させている構造と平面の表現への根源的な問いかけを行うなど、一貫して絵画の新たな可能性を探求する創作活動を展開している。
東京における初の大規模個展となる同展では、30年以上にも及ぶ活動の中で生み出された約140点の作品を展示。また、ドローイング作品や彫刻家・岡本敦生とのコラボレーション作品の展示も実施するほか、創作風景を捉えた映像も公開する。野田が自身の造形思考をどのように深め、作品化してきたかを確認すると共に、その試みが日本のアートシーンにどのような成果をもたらしたのかを検証する。
CINRA.NETでは、『国立新美術館開館5周年 野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿』の招待券を10組20名様にプレゼントいたします!
コチラのメールフォームから応募情報を入力の上、ご応募ください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(なお、ご応募いただいたメールアドレス宛に CINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2012年2月16日)
『国立新美術館開館5周年 野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿』
2012年1月18日(水)~4月2日(月)
会場:東京都 六本木 国立新美術館 企画展示室2E
時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで、3月24日(土)は22:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜
料金:
当日 一般1,000円 大学生500円
※高校生、18歳未満の方、および障害者手帳持参の方は無料
講演
『南画廊と野田裕示』
2012年2月4日(土)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:林牧人(森美術館 管理運営グループ ファシリティー・マネージャー)
定員:250名(先着順)
料金:無料(本展観覧券(半券可)必要)
アーティスト・ワークショップ
『私の「好き」を箱に詰めて ~廃品からつくる、アート~』
2012年2月18日(土)13:00~16:00
講師:
富田菜摘(現代美術家)
野田裕示
※2月6日必着で要事前申込、詳しくは国立新美術館ウェブサイト参照
対談
『野田裕示×福永治』
2012年3月2日(金)18:30~19:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
出演:
野田裕示
福永治(国立新美術館副館長・本展企画者)
定員:250名(先着順)
料金:無料(本展観覧券(半券可)必要)
講演
『美術批評と野田裕示』
2012年3月17日(土)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:三田晴夫(美術ジャーナリスト)
定員:250名(先着順)
料金:無料(本展観覧券(半券可)必要)
アーティスト・ワークショップ『野ダテ、○△□(仮)』
2012年3月24日(土)13:00~17:00
講師:
開発好明(現代美術家)
野田裕示
※要事前申込、申込み情報は後日国立新美術館のウェブサイトに掲載
(画像上から:《WORK 1536》 2003年 181.8×259.1 cm、《WORK 214》 1984年 166.0×116.0×10.0 cm 和歌山県立近代美術館蔵、《WORK 1422》 2001年 227.3×545.4 cm、《WORK 1316》 2000年 227.3×687.8 cm 新潟市美術館蔵、岡本敦生、野田裕示 《Collaboration 1996 O&N-I》(左) 《Collaboration 1996 O&N-II》(右) 1996年 83.0×200.0×54.0 cm / 76.0×200.0×52.0 cm 愛知県美術館蔵 撮影:岡本敦生)