少女漫画のファッションを再現、展示とファッションショーによる新プロジェクト

少女漫画の衣類開発プロジェクト『Kyoto Manga Girls Collection』の第1弾が、3月末から京都国際マンガミュージアムで開催される。

同プロジェクトは、ファッションショーと展覧会で構成。初の開催となる今回は、少女マンガの源流とも言われる抒情画家の1人・中原淳一と、少女漫画黎明期から活動し、大胆にコマを抜いた「スタイル画」などの表現技法を定着させた高橋真琴にスポットをあて、それぞれの作品をもとに2ブランドが衣服を制作する。

中原の作品を担当したのは、京都発のブランド「SOU・SOU」。中原の和装の少女画を浴衣で再現する5点と、SOU・SOUオリジナルの要素を加えたアレンジ作品5点が制作される。高橋の作品の中からは、フリルや花がほどこされた高橋画の再骨頂ともいえるウェディングドレスの画を、京都のオーダードレス専門店「verona」が再現を試みる。

なお、3月25日に開催されるファッションショーは事前申込制となっている。参加申込方法は京都国際マンガミュージアムのオフィシャルサイトで確認しよう。

※記事掲載時からタイトルの一部が変更になりました

『Kyoto Manga Girls Collection』

『Kyoto MaGiC ファッションショー 少女たちの夢―中原淳一と高橋真琴の世界』

2012年3月25日(日)16:00~18:00(開場15:30)
会場:京都府 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
トーク出演者:
中原利加子(ひまわりや代表)
若林剛之(SOU・SOUデザイナー)
高橋真琴(画家)
新井美乃里(veronaデザイナー)
司会:倉持佳代子(京都国際マンガミュージアム研究員)
定員:150名(要事前申込)
料金:無料(ミュージアムへの入場料は別途必要)

『Kyoto MaGiC 展覧会 少女マンガとファッション―中原淳一と高橋真琴の世界』

2012年3月30日(金)~7月1日(日)
会場:京都府 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー4
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
料金:無料(ミュージアムへの入場料は別途必要)

(画像上:『Kyoto Manga Girls Collection』、画像中:©高橋真琴、画像下:©JUNICHI NAKAHARA/ひまわりや)

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