刺繍で露わになる目に見えない内面、有本ゆみこ個展『あまい おんな』

刺繍アーティストの有本ゆみこによる個展『あまい おんな』が、2月17日から東京・原宿のLamp harajuku B1F Galleryで開催される。

1986年に奈良で生まれた有本は、2008年に京都造形芸術大学空間演出デザイン学科ファッションデザインコース卒業。2009年からアーティスト活動をはじめ、東京・原宿のROCKETでの個展開催をはじめ、『DESIGNTIDE02』や東京・渋谷のパルコミュージアムで行われた『シブカル祭。』などに参加している。また、東京・本郷のトーキョーワンダーサイト本郷で行われた会田誠の個展『美術であろうとなかろうと』のためのアートユニット「TEAMまこぷり」にもメンバーとして名を連ねている。

目に見えない女ごころの内面を、一針ごとに生まれる繊細な糸の色と表情で表現する有本の作品。同展のオープニングでは、スペース内に有本の過去作品が多数展示されるほか、有本のファッションブランド「sina」の服に身を包んだ「シナキスト」にスタッフが扮するなど、遊び心に溢れた世界が堪能できそうだ。

なお、同展の音楽を現代音楽家・中井雅子のソロプロジェクト「Rayons」が担当。3月23日には有本とRayonsのライブも行われる。

（画像上：撮影＝菅原麻里、画像中：撮影＝菅原麻里、画像下：撮影＝ホンマタカシ）

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