スコットランドの音楽家ビル・ウェルズが日本のミュージシャンたちとコラボレートしたアルバム『Lemondale』が、2月22日にリリースされた。
1970年代後半からジャズシーンで長年活躍する傍ら、The Pastelsやイザベル・キャンベル(ex.Belle and Sebastian)、エイダン・モファット(ex.Arab Strap)らと数々のコラボレーション作品を発表してきたビル・ウェルズ。東京のスタジオで1日限りで行われたレコーディングの音源をもとに、数ヶ月かけて制作されたという同作には、二階堂和美、テニスコーツ、青柳拓次(LITTLE CREATURES、kama aina)、ジム・オルーク、工藤冬里(Maher Shalal Hash Baz)、梅田哲也、藤井郷子らが参加している。また、ジャケットにはジャド・フェアの作品が使用されている。
同作について二階堂和美は「ビルの曲はどこかで聴いたことがあるような、なんかっぽい感じがあるけれど、郷愁を感じる、優しくていいメロディだと思う。だから、そのメロディを、ビルが選んだ人が演奏したらそれだけでいいんだと思う。形になってよかったね、ビル!こんな無謀な取り合わせ、ビルにしかできないと思うよ」とリリースを祝っている。
(画像上:ビル・ウェルズ、画像下:ビル・ウェルズ『Lemondale』ジャケット)