宮部みゆきがゲームへの愛情を注ぎ込んだ冒険ファンタジー小説『ここはボツコニアン』が、本日2月24日に刊行された。
「ゲーム女」を自認し、自ら志願してゲーム『ICO』のノベライズを手掛けたほか、ゲームについての連載コラムを執筆するなど、無類のゲーム好きとして知られる宮部。同作のあらすじは、「ボツネタ」が集まってできたできそこないの世界ボツコニアンをより良い世界につくり変えるため、双子の少年と少女が植木鉢の花の姿をした「世界のトリセツ」と共に冒険の旅に出るというもの。RPGでおなじみの剣と魔法の物語を、ゲーム好きならではのユーモアも交えて描いた作品になっている。
イラストは漫画雑誌『最強ジャンプ』などで作品を連載している高山としのりが担当。なお、宮部は同書について「わたしもゲーム女のはしくれ。ずっと書きたかったお話なんです」とコメントしている。
(画像:宮部みゆき『ここはボツコニアン』表紙)