サイレント映画の特集上映『映画史上の名作番外編 サイレント小特集IV』が、3月17日から東京のシネマヴェーラ渋谷で開催される。
2008年から映画館での上映機会が少ない古典作品や、日本未公開作品の上映プロジェクトを展開してきたシネマヴェーラ渋谷。サイレント映画のみの上映は今回で4度目となる。2月に発表された『第84回アカデミー賞』で『アーティスト』が作品賞を受賞し、注目を集めているサイレント映画の世界を堪能できる絶好の機会になりそうだ。
上映作品は、ロベルト・ヴィーネ監督の『カリガリ博士』、バスター・キートンとエドワード・クライン監督の『キートンの恋愛三代記』、ルイーズ・ブルックス主演の『パンドラの箱』ジャン・エプスタイン監督の『アッシャー家の末裔』、ハリー・O・ホイト監督の『ロストワールド』、ジガ・ヴェルトフ監督の『カメラを持った男』など10数本。さらにD.W.グリフィス監督の短編5本、ハロルド・ロイド出演の短編4本も上映される。上映スケジュールなどの詳細は同映画館のオフィシャルサイトで確認しよう。
『映画史上の名作番外編 サイレント小特集IV』
2012年3月17日(土)~3月30日(金)
会場:東京都 渋谷 シネマヴェーラ渋谷
上映作品:
『カリガリ博士』(監督:ロベルト・ヴィーネ)
『キートンの恋愛三代記』(監督:バスター・キートン、エドワード・クライン)
『サロメ(短縮版)』(監督:チャールズ・ブライアント)
『アッシャー家の末裔』(監督:ジャン・エプスタイン)※仏語字幕
『ロストワールド』(監督:ハリー・O・ホイト)
『ロイドの福の神』(監督:サム・テイラー)
『思ひ出』(監督:エルンスト・ルビッチ)
『知られぬ人』(監督:トッド・ブラウニング)
『パンドラの箱』(監督:G・W・パブスト)
『竜宮城』(監督:ルーシャン・ハバード、モーリス・ターナー、ベンジャミン・クリスチャンセン)
『カメラを持った男』(監督:ジガ・ヴェルトフ)※英語字幕
『グリフィス短編集』(上映作品:『断念』『ピッグ横丁のならず者』『少女と責務』『ニューヨークの帽子』)※英語字幕
『ロイド短編集』(上映作品:『お隣さん』『ロイドのスケート』『ロイドの神出鬼没』『ロイドの落胆無用』)※英語字幕
料金:一般1,400円 会員・シニア1,000円 大学生・高校生800円 中学生以下500円
※各日2本立て、入れ替えなし
(画像上から:『映画史上の名作番外編 サイレント小特集IV』チラシ、『カリガリ博士』、『キートンの恋愛三代記』、『ロイドの福の神』、『カメラを持った男』)