開館60周年を迎える東京国立近代美術館、記念プロジェクトが続々スタート

東京・竹橋の東京国立近代美術館の開館60周年記念企画が、続々とスタートしている。

戦後間もない1952年に、日本初の国立美術館として誕生した同美術館。所蔵品は絵画、彫刻、水彩、素描、版画、写真など1万点を超え、これまで開催された企画展は美術館本館・工芸館・フィルムセンターあわせて約500、来館者は2,000万人以上にもおよぶという。

現在展開されている開館60周年記念企画の一環として、美術館本館・工芸館・フィルムセンターで誕生日当日に来館した人の入場料を無料にする企画を実施中。また、開館記念日の12月1日はフィルムセンターの上映を除いて入場無料となり、様々なイベントを開催するという。そのほか、グラフィックデザイナー高田唯がデザインした記念手帳を2月から美術館本館の来館者へプレゼントしている。

3月9日から本格的にスタートした60周年記念サイトでは、俳優、小説家、漫画家など多彩なゲストたちのメッセージが順次掲載される予定となっており、現在は劇作家・小説家の本谷有希子が『東近美へのラブレター』と題したメッセージを寄せている。また、これまで同美術館と工芸館で開催された展覧会ポスター約480点を公開するポスターアーカイブ『目で見る東近美 60年の歩み』も随時更新されている。

さらに、コレクションの人気投票『みんなの東近美』も4月初旬から実施されるほか、美術館を内側で支える人たちへのインタビュー・対談ページ『インサイド・ストーリー』や、参加型のプロジェクト『ラヂオ東近美』なども展開。現在同プロジェクトでは「東近美のここが好きっっ!」というお題を4月2日まで募集中だ。サイトには同美術館の年間スケジュールなども公開されているので、あわせてチェックしてみよう。

(画像上:60周年記念サイトより ポスター・アーカイブ、画像中:東京国立近代美術館 開館60周年 記念手帳、画像下:60周年記念サイトより ラヂオ東近美(イラスト:西村ツチカ))

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