日本アニメの礎を築いた監督を振り返る書籍、富野由悠季、ちばてつや、新房昭之ら登場

日本アニメの礎を築いた監督の足跡を振り返る書籍『アニメーション監督 出崎統の世界』が刊行された。

昨年3月に67歳で逝去した出崎統は、高校時代に貸本漫画家としてデビュー。1963年に手塚治虫が設立した虫プロダクションに入社し、有限会社アートフレッシュへの参加を経て、1968年からフリーのアニメクリエイターとして活動を開始した。1970年にアニメ『あしたのジョー』で初監督を務め、以降『エースをねらえ!』『ガンバの冒険』『宝島』『ベルサイユのばら』など多数の作品を手掛けた。独特かつ多彩な演出技法は「出崎演出」と呼ばれ、アニメーション業界に多大な影響を与えている。

同書では、出崎による貸本漫画作品『濁流』を公開するほか、出崎の未発表ロングインタビューも掲載。さらに、出崎の実兄でアニメ監督の出崎哲をはじめ、富野由悠季、ちばてつや、寺沢武一、芝山努、丸山正雄、山本幸治、新房昭之らへのインタビューも収録されている。執筆陣には山本寛、藤津亮太、中島紳介らが名を連ねている。

『アニメーション監督 出崎統の世界 「人間」を描き続けた映像の魔術師』

2012年3月27日発売
編著:大山くまお、林信行(SLF)
価格:2,100円(税込)
発行:河出書房新社

amazonで購入する

(画像:『アニメーション監督 出崎統の世界 「人間」を描き続けた映像の魔術師』表紙)

  • HOME
  • Book
  • 日本アニメの礎を築いた監督を振り返る書籍、富野由悠季、ちばてつや、新房昭之ら登場

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて