フリージャズピアニスト・スガダイローのピアノソロアルバム『春風』が、本日4月18日にリリースされた。
スガダイローは、バークリー音楽大学への留学を経て、帰国後は渋さ知らズ、鈴木勲OMA SOUNDなどで活躍しているピアニスト。様々なジャンルで活躍するミュージシャンを招いて即興対決に臨むライブシリーズでも知られ、これまでに向井秀徳、七尾旅人、U-zhaanらと競演を果たしている。
同作は、チェルノブイリを撮り続けてきた写真家・中筋純の個展『黙示録チェルノブイリ』のために、昨年2月に制作された組曲を収めた作品。中筋の写真作品を使用した16ページのブックレットも付属する。なお、同作はスガダイローにとって初のピアノソロアルバムになるとのこと。
スガダイローは「こういう表現もできるんだって気付いて、怖くなった。震災があって、世の中には出せないかなと正直ビビった。あれ以降、いろんな表現がいっしょくたにされた感じがあったけど、一年経って『音楽』をもう一度『音楽』として考えられるようになった。こんなのもう一回出来ないよね」と同作について語っている。
スガダイロー
『春風』
2012年4月18日発売
価格:2,500円(税込)
VSP-0002
1. 巨骸
2. 春風
3. 不屈
4. 廃界
5. 記録
6. 望郷
7. 臨界
8. 再生
9. 終末
(画像上:スガダイロー、画像下:スガダイロー『春風』ジャケット)