公開されると同時にその衝撃的な内容が話題になり、異例のロングランヒットを遂げた問題作『ムカデ人間』の続編映画『ムカデ人間2』の日本公開が決定した。
昨年日本で公開された『ムカデ人間』は、人間の口と肛門をつなぎ合わせた「ムカデ人間」を創り上げるという欲望を抱えたマッド医師が、偶然に迷い込んできた人々を魔の手にかけていくという作品。その不道徳な内容から本国のオランダやアメリカでは、公開直後から「伝説のカルトムービー」と呼び声があがっていた。
待望の続編となる『ムカデ人間2』は、前作を上回る過激な内容から、映倫からオリジナルプリントのままでは国内上映禁止という判断が下されていたが、修正を加えたところ18歳未満鑑賞禁止での公開許可が下りたという。
さらに前作の上映館は「過激すぎて上映できない」と上映を拒否。しかし、東京・新宿武蔵野館が勇敢にも名乗りを上げたことから無事に上映館も決定したとのこと。なお、同館の担当者は「確かに前作を上回る過激な内容ですし、公開に当たって様々なリスクが伴うかもしれませんが、続編を待ち望む人々の声に応えたいと思い、当館での上映を決めました」とコメントしている。
なお、監督のトム・シックスは「素晴らしいニュースだ!!!! ついに日本のファンたちが、ネクストレベルの『ムカデ人間』ショーを体験できる時が来た! 他のあらゆる映画館が上映を断ったにも関わらず、新宿武蔵野館だけは『ムカデ人間2』を上映する度胸を持っていてくれて、とってもとってもハッピーです! 彼らの100メガトンの度胸を、とても誇りに思います! シートベルトをしっかり締めて、『ムカデ人間2』のライドを楽しんで!」と上映決定について熱く語っている。
『ムカデ人間2』
2012年夏から新宿武蔵野館でレイトショー公開
監督・脚本:トム・シックス
音楽:ジェームス・エドワード・バーカー
出演:
アシュリン・イェニー
ローレンス・R・ハーヴェイ
マディ・ブラック
ドミニク・ボレリ
配給:トランスフォーマー
(画像:監督のトム・シックス)