息子の病と闘う夫婦の実話を元にした映画『わたしたちの宣戦布告』が、今秋から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で順次上映される。
同作は、出会った瞬間から恋に落ちたロメオとジュリエットが、手術の成功率が10%しかないという難病・ラブドイド腫瘍に侵された息子のために、励ましあいながら病魔と闘っていく物語。不条理な運命に立ち向かう家族の姿を、ユーモアを交えながらたくましくポップに描いている。
監督は、同作が2作目の長編映画監督作であり、フランス本国でファニーな個性派女優としても活躍中のヴァレリー・ドンゼッリ。作中で描かれる物語は、ジュリエットを自ら演じたヴァレリーと、ロメオ役のジェレミー・エルカイムの実体験を元にしているという。また、ヴァレリーとジェレミーの実の息子であるガブリエル・エルカイムも成長したアダム役として登場する。
運命によって与えられた試練を乗り越えていく2人のラブストーリーであると同時に、フィジカルで強烈で生命力にあふれた作品だ。
『わたしたちの宣戦布告』
2012年秋、Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開
監督:ヴァレリー・ドンゼッリ
出演:
ヴァレリー・ドンゼッリ
ジェレミー・エルカイム
セザール・デセック
ガブリエル・エルカイム
配給:アップリンク