新潟市内の複数会場を舞台にした芸術祭『開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012』が、7月14日から開催される。
2009年に初開催され、今回で2回目の開催となる同イベントは、水や土に支えられながら築き上げられた新潟の文化を、アートの力で国内外に発信することを目的に行われるもの。新潟の港にある万代島旧水揚場をメイン会場に、旧亀田浄水場や信濃川やすらぎ堤など、水と土の文化に触れられる場所を中心とした市内各地が舞台となる。
会期中は、開催プロジェクトを「アートプロジェクト」「市民プロジェクト」「シンポジウム」の3つの柱にわけ、アーティストが発信するだけの芸術祭にとどまることなく、市民が主体になって地域の魅力を伝えるイベントなどを開催。なお、アートプロジェクトには、石川直樹、大友良英×飴屋法水たち、冨井大裕、Nadegata Instant Party、西野達、日比野克彦、wah documentら多数のアーティストが参加。約65の作品展示と参加型プロジェクト、パフォーマンスなどが行われる。
また、今年はロゴデザインをアートディレクターの森本千絵が担当。さらに、メイン会場の全体構成は、曽我部昌史+神奈川大学曽我部研究室が手掛けるほか、広報物のデザインには新潟を拠点に様々なフィールドで活動するクリエイターらが参加している。
『開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012』
2012年7月14日(土)~12月24日(月・祝)
会場:
新潟県 万代島旧水揚場、ほか新潟市内各地
参加作家:
秋山ブク
浅葉克己
アン・グラハム
石川直樹
磯辺行久
イリーナ・ザトゥロフスカヤ
宇梶静江
遠藤利克
大岩オスカール
大友良英×飴屋法水たち
大西治・大西雅子
小原典子
梶井照陰
華雪
加藤立
上山寛
カミン・ラーチャイプラサート
KiKiKo
岸本真之
金泰範
管懐賓
クイビーン・オフラハラ
近藤洋平
酒百宏一
坂爪勝幸
坂巻正美
佐々木愛
佐々木秀明
佐藤仁美
下道基行
白川昌生+小野田賢三
曽我部昌史+神奈川大学曽我部研究室
高田洋一
タノタイガ
チーム・モノリス
土屋公雄APT 田原唯之+木村恒介
照屋勇賢
戸井田雄
冨井大裕
Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)
南条嘉毅
西野達
西村正徳
のぞきからくり
原口典之
樋口薫
日比野克彦
藤浩志
藤井光
藤江竜太郎
前田哲明
前山忠
南川祐輝
吉原悠博
wah document
渡辺菊眞+高知工科大学渡辺研究室
王文志
(画像上から:『開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012』ロゴ、大友良英×飴屋法水たち『smile』、石川直樹『異人 the stranger』、Nadegata Instant Party『ONE CUP STORY』、wah document『おもしろ半分制作所』)