日本における現代美術の意義を問いなおす企画展『リアル・ジャパネスク:世界の中の日本現代美術』が、大阪・中之島の国立国際美術館で7月10日から開催される。
同展は、20世紀後半における欧米美術の行き詰まりによる価値の多様化などの課題を克服し、新たな美術作品の制作を目指す若手作家の作品を紹介するもの。
出展作家は泉太郎、大野智史、貴志真生也、佐藤克久、五月女哲平、竹川宣彰、竹埼和征、南川史門、和田真由子の9人。欧米美術の模倣や日本美術への回帰、ショーアップした展示とは距離を置き、1970年代から1980年代の日本に生まれた自らの経験と向きあった作品群から、日本の現代美術の意義と可能性を探る。また、会期中には出展作家によるアーティストトークや、ギャラリートークが開催される。
『リアル・ジャパネスク:世界の中の日本現代美術』
2012年7月10日(火)~9月30日(日)
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B3階展示場
時間:10:00~17:00(金曜は10:00~19:00まで)
休館日:月曜、7月17日、9月18日(7月16日、9月17日は開館)
出展作家:
泉太郎
大野智史
貴志真生也
佐藤克久
五月女哲平
竹川宣彰
竹埼和征
南川史門
和田真由子
料金:
当日 一般850円 大学生450円
団体 一般600円 大学生250円(団体は20名以上)
『アーティスト・トーク』
2012年7月14日(土)14:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
出演:
大野智史
貴志真生也
竹川宣彰
南川史門
定員:先着130名
料金:無料
※当日10:00から整理券を配布
『アーティスト・トーク』
2012年8月4日(土)14:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
出演:
泉太郎
佐藤克久
五月女哲平
竹埼和征
和田真由子
定員:先着130名
料金:無料
※当日10:00から整理券を配布
『ギャラリー・トーク』
2012年9月8日(土)14:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B3階展示室
出演:中西博之(当館主任研究員)
定員:先着90名
料金:無料(要観覧券)
(画像上から:泉太郎 ≪バター『捜査とあいびき』(hiromiyoshii、東京)≫ 2010年(参考図版) ©Taro Izumi、貴志真生也 ≪主人 (大)≫ 2011年(参考図版) ©Maoya Kishi Courtesy of Kodama Gallery、竹川宣彰 ≪ナマコシップ≫ 2011年(参考図版) ©Nobuaki Takekawa、南川史門 ≪乱れ髪、エリカ、緑、黄色≫ 2010年 ©Shimon Minamikawa Courtesy of MISAKO & ROSEN、和田真由子 ≪馬≫ 2011年 ©Mayuko Wada Courtesy of Kodama Gallery)